女性ホルモンの減少が薄毛の原因に?改善方法も紹介

抜け毛が増えたらホルモンバランスを考えよう

近年、薄毛に悩む女性が増えてきています。

「FAGA(女性男性型脱毛症)」という言葉も生まれているくらい、女性の薄毛は一般に認知されるようになってきました。

その女性の薄毛には、女性ホルモンが関係することもあるということはご存じですか?

女性の薄毛とホルモンの関係を知ることで、日常的なことにどのように気を付けたら良いのかを知ることができます。

ここでは、女性ホルモンのメカニズムや薄毛改善方法について解説していきます。

女性ホルモンと毛髪の関係

女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」のふたつがあります。

それぞれ主な働きは違いますが、どちらも女性の体にとって重要な役割を果たしています。

  • エストロゲン:卵胞ホルモン
  • プロゲステロン:黄体ホルモン

女性ホルモンは、女性の毛髪にどのように作用するのでしょうか。

美髪担当の女性ホルモン「エストロゲン」とは

「エストロゲン」
女性らしい体を作る卵胞ホルモンです。
卵巣から分泌されており、毛髪や肌の美しさにはこのホルモンが影響しています。

主な働きは、子宮に作用して受精卵のベッドとなる子宮内膜を厚くすることです。
また、乳房の発達、皮膚、骨、筋肉、脳、自律神経などの働きにも関係しています。
思春期から分泌量が増え、更年期になると減少します。

エストロゲンの髪への作用

思春期から分泌が増えることによって、丸みを帯びた美しい体を作るために働くホルモンです。毛髪の生育にも関わりをもっています。

毛髪は3つの段階を1クールとして生え変わりを繰り返しています。これを「ヘアサイクル」と呼びます。

ヘアサイクル
「成長期」⇒「退行期」⇒「休止期」
このように生え変わりが行われる。

女性ホルモンには、毛髪が成長期から退行期、休止期に移行するのを抑える働きがあります。

そのため、女性の人生の中で最も女性ホルモンが非常に多く分泌される「妊娠中」は、毛髪が脱毛しにくい状態になります。

ヘアサイクルについて詳しくはこちらをご覧ください。

毛周期とは何?乱れた毛周期を正す方法も解説

女性ホルモン「プロゲステロン」とは

「プロゲステロン」

特に妊娠に関わる黄体ホルモンです。
主な働きは、子宮内膜を受精卵が着床しやすいように整え、妊娠を助けることです。

体温を上昇させ、妊娠した場合は分泌が続き、赤ちゃんが育ちやすい子宮環境を整えます。妊娠しないときは分泌量が減少し、月経として子宮内膜を体外に排出させるのを助けます。

卵巣から分泌され、主に妊娠に関わっているホルモンですが、平常時でも女性の体の中で少量ながら分泌され、エストロゲンとのバランスを保つことで女性の体のサイクルを保持しています。

プロゲステロンの髪への作用

「プロゲステロン」は排卵後に妊娠をサポートするホルモンのため、妊娠していない平常時の分泌量はさほど多くなりません。

ですが「エストロゲン」だけが体内で過剰な状態になると、さまざまな体の不調が現れます。

女性の体内では、月経が来るとホルモンのバランスが崩れ、エストロゲンだけが過剰になってしまうことがあります。

エストロゲンが優勢な状態が続くと、月経前症候群(PMS)を引き起こすことはよく知られていますが、他にも老化現象が加速したり、乳がんや子宮内膜がんなどの怖い病気を引き起こすリスクが高まるなどの弊害があります。

また更年期に現れる体の不調は「エストロゲン」が減少し、「プロゲステロン」が0に近い値にまで減少するため起きます。

そのため、毛髪にとってストレス少なく健やかな状態であるためには、双方のホルモンがバランスよく分泌されることが大切なのです。

女性ホルモンが少なくなる原因

女性ホルモンは、一生の内でティースプーン1杯ほどしか分泌されないと言われています。

しかも、女性ホルモンの減少が女性の薄毛に直接関係するという研究発表もありました。

それほどまでに貴重なホルモンであるというのなら、分泌量はなるべく多い状態をキープしておきたいものですが、女性にはこのホルモンを少なくしてしまう出来事が度々訪れます。

出産

妊娠中は女性ホルモンの分泌が増え、そのおかげで肌の調子が良くなったり、薄毛どころか逆に体毛が濃くなったりします。

しかし出産を迎えるとその女性ホルモンが一気に減少するため、頭髪の薄毛に悩む人が多くなるのです。

この減少は「出産後脱毛」と呼ばれます。

ほとんどが一時的なものとなるため、約半年から1年ほどで元に戻りますが、出産や授乳で母体の栄養が少なくなることで、更に長期に渡り薄毛に悩まされる人もいます。

加齢

加齢によって更年期になると、女性ホルモンは減少していきます。

年齢を重ねるに連れて髪のボリュームが少なくなったと感じる女性は多いですが、これは女性ホルモンが減少することで起こる薄毛です。

「プロゲステロン」の説明でも触れましたが、更年期になるとプロゲステロンは0に近い状態まで減少することがあります。

それに比べて「エストロゲン」の減少幅が少なかった場合は「エストロゲン」が優勢となり、頭皮に悪影響を及ぼすのです。

このような場合には薄毛どころか、乳がんや子宮内膜がんなどの、もっと怖い病気のリスクが高まります。また、精神的にも不安定な状態となりやすく、全身の健康に影響します。

ストレス

ストレスが体によくないことはよく知られていますが、女性ホルモンの分泌もストレスに左右されてしまうことがあります。

人間は、ストレスを感じると自律神経が乱れます。

ホルモンの分泌を司っているのは脳の視床下部という部分ですが、ここでは自律神経の調節も行っています。そのためストレスを感じて自律神経が乱れると、ホルモンの分泌も乱れます。

減少した女性ホルモンを増やすためにできること

朝の日光を浴びる女性

女性ホルモンの減少を完全に防ぐことは難しいですが、減少を抑えたり、増えるように努力することはできます。

日常生活の中でできる、具体的なことをご紹介します。

規則正しい生活

規則正しい生活を送ることは、自律神経を整えることにつながります。そのため、女性ホルモンの分泌バランスを整えることにも有効です。

人間の体は日の出と共に行動をはじめ、日の入りと共に休息するのが通例です。しかし現代では、規則正しい生活を維持するのが難しい場合も多いです。

朝起きたら、部屋のカーテンを開けて太陽光に当たるようにしてみましょう。そうすることで体の体内時計がリセットされ、体のリズムが整うようになります。

不眠の解消につながったり、体内での循環や分泌系がうまく働くようになります。

また、太陽光を浴びることで体内の「セロトニン」が活性化します。

「幸せホルモン」とも呼ばれることのあるセロトニンには、自律神経を整える働きがあります。

ストレスをためない

ストレスは日常生活で直面することの多い問題で、現代人にとって身近な物です。そのため、完全にシャットアウトすることは難しいです。

しかし完全に無くすことは難しくても、ストレスを軽減することはできます。

軽い運動をすることや、毎日お風呂で湯船に浸かること、趣味を持つことなどがストレス軽減に役立ちます。

また仕事上の対人関係など、どうしても逃れられないストレスを感じることがある場合には「自分の考えを変える」のが最も早い対処方法です。なぜかというと「相手に変わってもらう」のには時間を要するからです。

具体的な考え方の例は、ストレスの元となる相手を「苦痛」と思うのではなく「自分が成長する糧」と捉えるようにします。

うまくストレスを逃がせるようになれば、対人関係を良好に築けるようになるだけでなく、人生の様々なシーンで心穏やかに過ごすことができるでしょう。

栄養バランスの良い食事

髪にもバランスのよい食事が大切

人間の体は、食べたものからできています。

そのため女性ホルモンのバランスを整えるためにも、栄養バランスの良い食事はとても大切です。

また、過度なダイエットはホルモンバランスを崩します。

ダイエット中は脂質を摂ることを過剰に敬遠する場合がありますが、全く摂らないというのもよくないことです。

脂質を過剰に摂取することは血中のコレステロール値を上げ、高脂血症などの病気の原因となりますが、コレステロールは男女ともにホルモンの原料になる大切な栄養素です。

大切なことは「全く食べない」ということではなく「バランスのよい食事を心掛けること」なのです。

特におすすめの食材

自律神経を整えるセロトニンは、体内で貯めておくことができないため、毎日の食事から「セロトニンを生成する栄養」を摂ることがよいでしょう。

特に必要な栄養素は以下のようなものです。

  • トリプトファン:必須アミノ酸のひとつでセロトニンの材料になる
  • ビタミンB6:セロトニン合成を促進させる
  • 炭水化物:セロトニン合成時のエネルギー源となる

これらの栄養素が多く含まれる代表的な食品は以下のようなものが挙げられます。

  • トリプトファン…牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品や大豆製品
  • ビタミンB6…カツオ、マグロなどの魚類、レバー、肉類
  • 炭水化物…白米やコーンフレークなどの穀類

また、女性ホルモンを増やすとして豆乳を摂ることが推奨されることが多いですが、厳密には女性ホルモンを増やす働きをするわけではなく、豆乳に含まれる「イソフラボン」という成分が、女性ホルモンのサポートをする役割を果たします。

イソフラボンによって女性ホルモンが活性化し、男性ホルモンの働きが抑制されて、薄毛の予防につながることがあります。

micchan

抜け毛につながる可能性があるので、炭水化物抜きダイエットは危険です。

生活習慣を見直す

生活習慣を見直し、生活のリズムを保つことは薄毛の改善に役立ちます。

ここまで触れてきたとおり女性ホルモンが原因となる女性の薄毛は、心身の健康と密接に関わります。

健康的な生活が健康的な髪の毛にも結びつくのです。

ウイッグ

ウイッグは薄毛を根治させるものではありませんが、手元に置いておくことで時間をかけずに薄毛を隠すことができます。

「髪の毛が薄くなっている部分を他人に見られている」と思うことが、そのままストレスになっていることもあります。

ウイッグを使うことでそのストレスを緩和できれば、薄毛改善にも役立つ可能性があります。

クリニックでの治療

薄毛治療を受ける女性

薄毛の治療は、医療機関を受診することが最も効果的です。

薄毛に対して「効果がある」と保証されている医薬品を処方してもらえるだけではなく、個人の状況に応じた治療を施してくれるからです。

飲み薬による改善

FAGAで特に効果的なのが「パントガール」という製品です。

アミノ酸、たんぱく質、ビタミンB群L-シスチン、ケラチン、D-パントテン酸カルシウムなどの、発毛を促進する栄養成分と、すでに生えている髪の毛を抜けにくくする栄養成分が含まれています。

こちらは副作用もほとんど確認されていない医薬品で、女性の薄毛に最適だといわれています。

パントガールについて

外用薬

外用薬では「ミノキシジル」が用いられることが多い医薬品です。

リキッドやローションになっているものを、頭皮に塗布することで薄毛を治療します。

また、抜け毛の抑制には「パントスチン」が多く用いられます。

女性ホルモンを主成分としており、ジヒドロテストステロン(DHT)の産生を抑制する医薬品です。

どちらも、女性が安心して使用できる成分量で配合されています。

ミノキシジルについて

パントスチンについて

注入治療

注射針などの器具や、水圧や電気の力で針を使わずに頭皮に有効な成分を頭皮に注入させる方法があります。

薬ではどうしても改善に時間がかかってしまいますが、クリニックなどで注入治療を同時に行うことで、より早期改善をすることが可能なのです。

薄毛治療クリニックの施術一覧

植毛

服薬や外用薬で効果が得られない場合に、最後の手段として、植毛を行うクリニックもあります。

植毛は、毛根を植えてもすぐに毛髪が再生するわけではないので、毛根が安定して毛髪が生え、発毛サイクルが正常になるまでに一定の期間を要します。

植毛について

ピルの服用は薄毛に影響する?

ピルを飲む女性

望まない妊娠を避けるためや体調を整えるために服用することの多い「ピル」ですが、ピルの副作用によって薄毛になることがあります。

ピルは人為的に女性ホルモンの分泌量をコントロールするために服用されるものです。

ピルが含有する成分は「プロゲステロン」と「エストロゲン」です。

これを服用することによって疑似的に「排卵した後と同じ状態」を作り出し、排卵を止めることがピルの働きです。

一見、「女性ホルモンを補充するなら薄毛の治療にも使えそうだ」と思われるかと思いますが、ピルは副作用が強いため、安易に使用することが避けられている薬です。

そのため、薄毛の治療には他の治療方法が選択されることが多いのです。

ピルを服用すると「毛が濃くなった」と感じる人と、「毛が薄くなった」と感じる人がいます。

なぜこんなに両極端なことが起きるのでしょうか?

ピルは体内の女性ホルモンの分泌量を増やす薬なので、服用することで薄毛が改善されたり、毛の量が多くなったと感じることが多いです。

しかしピルの服用を止めてしまうと、ピル服用期間中に多めに保たれていた毛量が一気に脱毛へと向かいます。

これが「ピルのせいで薄毛になった」と感じる一因になるようです。

出産後に経験する一時的な「出産後脱毛」と同じような状況になるのです。

ピルによる脱毛は、出産後脱毛と同じように一時的に起こってその後ホルモンバランスが落ち着いたら元に戻るもののため、心配はいりません。

クリニックでの治療が最も有効

女性ホルモンによる薄毛かもと感じたら、以下の点について考えてみましょう。

  • 生活を見直してみる
  • ストレスを溜めない
  • 出産後の薄毛は一時的なもの
  • ピルの服用を止めたとき抜け毛は増える

それでも不安なときは、FAGAの診察を受け付けているクリニックに相談してみましょう。

当サイトでは女性専用の薄毛クリニックなども紹介していますので、是非気軽に無料相談をしに行ってみてください。

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この記事を書いた人 みっちゃん

産後脱毛を経験してから薄毛に敏感になった一児のママ。若い頃よりもボリュームが減ってるため生活習慣から栄養までこだわるようになった。

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