肥満だと抜け毛が増えて薄毛になる!予防・改善方法は?

肥満イメージ

厚生労働省の「国民健康・栄養調査結果の概要(2017年版)」によると、日本における20歳以上の肥満者の割合は男性30.7%、女性21.9%とされています。

健康を維持していく上で、肥満の予防はとても重要です。肥満は様々な生活習慣病のもとになりうる状態で、健康上のリスクが高まります。

しかし近年では食生活の欧米化や運動不足による影響から、日本では肥満の方が増えていることが現状です。

そして肥満といえば健康面の問題が注目されがちですが、肥満による弊害は生活習慣病などの病気だけではありません。

実は肥満になると抜け毛が増え、薄毛になるリスクも潜んでいます。

ここではまず肥満の定義について、どのレベルから肥満になるのかの説明や、予防や簡単なダイエット方法などを紹介していきます。

参考:厚生労働省「国民健康・栄養調査結果の概要(2017年版)」

どのレベルで肥満?

自分の体重は肥満に当てはまるのか、その判定基準となるのがBMIです。

BMIは身長・体重から次の式で算出される体格指数(Body Mass Index)のことで、皆さんも一度は計算したことがあるのではないでしょうか。

BMI = 体重(㎏) ÷ 身長(m)の2乗

例として身長160㎝・体重60㎏の場合、「BMI=60÷(1.6×1.6)=23.4」となります。この式の計算結果により、男女共通で肥満度は以下の段階で判定されます。

BMI 肥満度判定
<18.5 低体重
18.5≦~<25 普通体重
25≦~<30 肥満(1度)
30≦~<35 肥満(2度)
35≦~<40 肥満(3度)
40≦ 肥満(4度)

先ほど挙げた身長160㎝・体重60㎏の例では、BMIが23.4となるため普通体重となります。またBMIは22の時が最も病気のリスクが低く、世界的にこの値を使用して標準体重を決められています。

ただしBMIは単純に身長と体重から計算しただけの数値であるため、過信はできません。結果が普通体重であっても、体脂肪率が高い「隠れ肥満」の状態が若い女性に多く見られます。

したがってBMI25以上の"肥満"に該当する方はもちろん、"低体重"や"普通体重"であっても体脂肪率が高い場合は生活習慣病や肥満による薄毛に注意しましょう。

なぜ肥満になると抜け毛が増えて薄毛になるの?

肥満は糖尿病や脂質異常症、高血圧症などの生活習慣病の危険因子になることは有名です。しかし肥満が薄毛の原因になるということはあまり知られていません。

肥満になると抜け毛が増え、薄毛になることには明確な原因があります。

  • コレステロール値が高い
  • 皮脂分泌が多い
  • 栄養の偏り

それぞれの原因がなぜ薄毛につながるのか、詳しく解説していきます。

コレステロール値が高い

コレステロール値が高いと言われると健康に悪いイメージがありますが、髪にも悪影響を与えます。

まずコレステロールとは何か、その正体は体の中にある脂質の1種です。コレステロールは"悪者"のイメージが強いですが、細胞膜やホルモン、胆汁酸などを形成するための材料として体に必要なものです。

またコレステロールには、2種類あります。

  • HDL(善玉)コレステロール
  • LDL(悪玉)コレステロール

コレステロールと薄毛の関係について、特に重要なのがLDLです。

肝臓で作られたコレステロールはLDLによって全身に運ばれ、HDLは血管などに溜まった余分なコレステロールを回収する役割があります。

つまりLDL、悪玉コレステロールの数値が高くなると血液中にコレステロールが溜まり、血流の低下や血管の弾力性の低下を招きます。

このように血行が悪くなると髪の毛を成長させるために必要な栄養素が頭皮に届きにくくなり、髪の毛が弱ってしまい、細い髪の毛や抜け毛が増えるのです。

反対にコレステロール値が正常であれば善玉コレステロールがしっかりと働き、血液中のコレステロールを回収してくれるため血流の低下による薄毛が起こることはありません。

皮脂分泌が多い

皮脂とは、皮膚に存在する「皮脂腺」から分泌されている脂のことです。皮膚の環境を健康に保つには欠かせない皮脂ですが、場合によっては薄毛につながることがあります。

まず皮脂は皮膚の表面で汗などの水分と混ざり合い、薄い膜を作っています。

この皮脂による膜があることで皮膚はツヤツヤして見え、また水分を蒸発させずに保つことで肌の乾燥を防ぎます。さらに皮脂の膜には、細菌やウィルスの感染を防ぐ働きもあります。

つまり皮脂は健康のためにも美容のためにも必要不可欠な物質です。

しかし皮脂が増えすぎてしまうと、酸素に触れることで酸化した「過酸化脂質」となり、頭皮の毛穴を詰まらせたり、炎症を起こしたりすることで薄毛の原因になります。

また皮脂が増えることで皮膚に住み着いている常在菌が増殖し、「脂漏性皮膚炎」による脱毛症を起こす恐れもあります。

よって皮脂は人体にとって必要なものですが、増えすぎてもよくありません。

特に皮脂の分泌が多くなる脂っこい食事や糖分の多い食事は、肥満体型になりやすい食事でもあるので要注意です。

栄養の偏り

髪の毛の主成分は、「ケラチン」というタンパク質です。

ケラチンを作るにはアミノ酸やビタミン、ミネラルなどの栄養素が必要で、ひいては健康な髪の毛を育てるためには栄養バランスのとれた食事が不可欠と言えます。

ですが肥満の方には、栄養不足の傾向があります。

一般的に食べ過ぎが肥満の原因と考えられているため、肥満の方が栄養不足というのは矛盾しているように感じるかもしれません。

また食べ物が豊富な現代の日本で、栄養失調というのもイメージしにくいかもしれません。その正体は食べる量が十分でも、その内容が偏っていることで一部の栄養素が不足するというものであり、これは「新型栄養失調」と呼ばれます。

食べ物に含まれる栄養素は、体に吸収された後の働きによって3つに分類されます。

  • エネルギー源になるもの
  • 骨や筋肉など体を作るもの
  • 体の調子を整えるもの

現代の食事は「エネルギー源になる」糖質は足りていても、その他の働きをする栄養素が不足している傾向にあります。

そのため食事で吸収したカロリーが十分に使われないまま体に溜まっていき、肥満を加速させます。

さらに栄養バランスがとれていないということは髪の毛に必要な栄養素も足りておらず、髪の毛をしっかりと成長させることができなくなって薄毛につながってしまいます。

肥満による抜け毛・薄毛の改善方法

ここまで、肥満と薄毛の関係について触れてきました。肥満による薄毛には複数の要因が存在していて、改善は難しいのではないかと思うかもしれません。

しかし肥満による薄毛や抜け毛は、適切な方法をとることで改善できます。

  • 食事改善をする
  • 適度な運動を行う
  • 頭皮を清潔にする
  • 治療薬で予防・改善する

以下では、それぞれの改善方法をご紹介していきます。

食事改善をする

ダイエットを始めるとき、真っ先に思いつくのが食べ物を減らす食事制限ではないでしょうか。

しかし肥満や、それに伴う薄毛・抜け毛の対策としては食べ物を減らすのではなく、食べるものを変える「食事改善」が有効です。食事改善には、2つのポイントがあります。

  • 摂取エネルギー量を減らす
  • 栄養バランスの良い食事をする

まず"太る"ということについて簡単に説明すると、食事から吸収したエネルギーの中で余剰分が体内に蓄積し、脂肪が増えることで肥満となります。

そのため普段の食生活を見直し、摂取エネルギー量を減らしていくことが必要です。1日の摂取エネルギー量の基準は、BMIの数値によって異なります。

BMI 1日の摂取エネルギー量
肥満(25≦~<35) 25kcal×標準体重(㎏)
高度肥満(35≦) 20~25kcal×標準体重(㎏)

なお、標準体重は「身長(m)の2乗×22」で計算した値を使用します。

またエネルギー量を減らすだけでなく、食事の際は主食・主菜・副菜を揃えて栄養バランスが偏らないようにしましょう。

種類 主な食品
主食 ご飯、パンなど
主菜 魚、大豆製品、肉、卵など
副菜 野菜類、海藻、キノコなど

バランスの良い食事をとることで肥満の解消だけでなく、髪の毛の成長に必要な栄養素も摂取することができます。ただし油っこい料理や脂肪分が多い食べ物は、食べ過ぎないように注意が必要です。

参考:肥満と判定されたときの食事 | 食事療法のすすめ方 | 東京都病院経営本部

適度な運動を行う

肥満による薄毛や抜け毛の改善には、適度な運動を行うことも効果的です。

体を動かすことでダイエットになるだけでなく、血行が改善されることで髪の毛の成長に必要な栄養素が頭皮に流れやすくなり、健康な髪の毛を育てることができるようになります。

運動でダイエットや薄毛対策をしたい場合、基本になるのは筋トレのような強度が高い運動ではなく、有酸素運動です。

有酸素運動として代表的なのはジョギングですが、いきなり始めるのは抵抗があるという方も少なくありません。

そこでジョギングよりも手軽に始められるのが、ウォーキングです。

現代人は運動不足の方は多いと言われますが、その原因は歩かないことにあります。

そのため仕事や学校に行くときに1駅分歩く、食後の散歩がてら歩くなど、まずはウォーキングを続ける工夫をしてみましょう。

また時間がない、あるいは短い時間で運動を終わらせたいという方には坂道や階段を歩く「スローピング」もおすすめです。

坂道や階段の上り下りは、平地を歩くのと比べて運動強度が2~3倍になると言われ、短時間で効率よく運動ができます。

さらにウォーキングは一定のペースを保ちながら歩く必要がありますが、スローピングは自分のペースで、ゆっくりとできるので肥満の方にも向いている運動です。

頭皮を清潔にする

先述したように過剰な皮脂は頭皮の毛穴を詰まらせたり、炎症を起こしたりするため薄毛の原因になります。
また皮脂以外にも、汗やホコリが頭皮に溜まっていても毛穴を詰まらせ、髪の毛の成長を邪魔してしまいます。
そのため薄毛を防ぐためには、頭皮をケアして清潔に保つことが重要です。

頭皮ケアの基本は、やはりシャンプーです。シャンプーは頭皮に溜まった雑菌や余分な皮脂を取り除き、清潔な状態に保てます。

ここでは意外と見落としがちな、シャンプーの基本的なやり方を解説していきます。

まず髪を洗うときにいきなりシャンプーを使う方がいらっしゃいますが、これはNGです。最初はシャワーで頭を洗い流す、「予洗い」を行います。

予洗いをすることでシャンプーの泡立ちが良くなるだけでなく、頭皮の汚れも落ちやすくなるなどの嬉しい効果があります。

そして予洗いを済ませたらシャンプーを手のひらに取り、よく泡立ててから頭を洗います。この時のポイントは髪の毛ではなく、頭皮を洗うのを意識することです。頭皮が傷つくのを防ぐためにも、爪を立てずに指の腹で洗いましょう。

そのあとは時間をかけて、しっかりと洗い流します。シャンプーの洗い残しは頭皮の毛穴を詰まらせ、髪の毛に悪影響となるためすすぎは重要です。

このように、日頃から正しい方法でシャンプーをすることで頭皮を清潔に保つことができます。ただし清潔にすると言っても洗いすぎは逆効果となるため、シャンプーをするのは1日1回で十分です。

治療薬で予防・改善する

薄毛を確実に予防したい、あるいは既に薄毛が進んできているので改善したいという場合には、薄毛治療薬を服用するという方法があります。一般的に、薄毛治療に有効なお薬を購入するには2つの方法があります。

  • 市販の育毛剤を購入
  • AGAクリニックを受診する

まず手軽にできるのは、市販の育毛剤を購入することです。例えば薬局、あるいは通販サイトを見てみると、様々な種類の育毛剤が並んでいます。

育毛剤は基本的に頭皮環境を改善するためのものであるため、既に薄毛が進んでいる方が使用しても"髪の毛が生える"効果はあまり期待できません。

しかし頭皮環境が良くなることによる、"抜け毛を予防する"効果は期待できます。

もう一方のAGAクリニックとは、薄毛の治療を専門的に行っているクリニックです。

AGAクリニックでは薄毛を改善するための治療環境が揃っており、薄毛を予防したい方はもちろん、既に薄毛が進行しているという方も改善することが可能です。

また一部のAGAクリニックでは無料カウンセリングを行っていて、自分の症状や希望に合った治療について相談することもできます。

都内で人気のクリニックは「東京スカルプクリニック」です。

男女ともに相談することができ、プライバシーも守られていることから多くの方が利用しています。無料カウンセリングはもちろん、初診料や血液検査料も無料なので試しに行くにはちょうどいいクリニックです。

東京スカルプクリニックの詳細を見る

急激なダイエットはしない

脂肪や体重が増える理屈は、単純に考えると「摂取エネルギー>消費エネルギー」ということです。そのため食事量を極端に減らし、エネルギーを摂取しないようにすれば体重を落とすことはできます。

しかし肥満やそれに伴う影響に危機感を抱いていたとしても、このように急激なダイエットを行うのは逆効果です。

急激なダイエットには、問題点があります。

  • 脂肪を溜め込みやすくなる
  • 筋肉量が減る
  • 髪の毛が栄養不足に陥る

食べることを我慢し、食事量を急激に減らすと、脳は「飢餓状態にある」と判断します。

すると脳は脂肪を蓄えようとし、太りやすくなるため一時的に体重が減っても、少し食べただけですぐにリバウンドしてしまいます。

また食事量を減らすと、体に必要な栄養素も十分に摂取できません。特にタンパク質が摂取できないと、その不足分を体は筋肉や骨にあるタンパク質から補います。

筋肉量が減り、基礎代謝も落ちるのでかえって太りやすい体質になってしまうのです

さらにタンパク質などの栄養素は、髪の毛を成長させるためにも必要です。ですが基本的に食事から摂取した栄養素は"生命を維持するための部位"に優先的に使われていき、髪の毛に栄養が届くのは後回しになります。

つまり食事量を減らすとますます髪の毛に栄養が届きにくくなるため、抜け毛の増加や薄毛化を招いてしまいます。

ダイエットは無理なく、健康的に行うことが大切です。

肥満と抜け毛・薄毛についてまとめ

今回紹介してきたように、肥満は薄毛を招く要因となる可能性があります。人間であれば1つや2つはコンプレックスを抱くものですが、肥満や薄毛は特に悩む方が多い問題です。

また見た目上の問題だけでなく、忘れてはならないのが肥満は多くの病気のリスクを高める、危険因子となることです。

特に注目されているのが生活習慣病との関係で、肥満のままでいると糖尿病や高血圧症、脂質異常症などを発症・悪化させやすくなり、結果として命に関わる病気へと進むこともあります。

さらに日本人は欧米人と比べてインスリンの分泌能力が低く、少し太っただけでも糖尿病などの生活習慣病になりやすいです。言い換えれば、日本人は肥満に特に注意しなければなりません。

見た目だけでなく健康にも多大な影響を与えかねない肥満ですが、毎日のちょっとした心掛けで対策していくことができます。

これを機に食事改善や運動を始め、肥満やそれに伴う薄毛や抜け毛を改善していきましょう。

この記事を書いた人 みっちゃん

産後脱毛を経験してから薄毛に敏感になった一児のママ。若い頃よりもボリュームが減ってるため生活習慣から栄養までこだわるようになった。

注目のクリニック

東京ビューティクリニック銀座院の画像

東京ビューティクリニック銀座院

メソセラピー植毛ヘアタトゥー処方薬

詳細ページへ

東京スカルプクリニックの画像

東京スカルプクリニック

メソセラピーノーニードル処方薬

詳細ページへ

AGAスキンクリニックの画像

AGAスキンクリニック

メソセラピーノーニードルヘアタトゥー植毛処方薬

詳細ページへ

TOPへ
もどる