勃起不全の原因である器質性EDとは?

器質性EDの原因となる肥満

器質性ED(勃起不全)とは、以下のようなことが原因となって満足な勃起を得られない、または勃起できない状態となることです。

  • 各神経、組織や血管、陰茎自体、内分泌の障害
  • ケガや病気が元となる陰茎の損傷
  • 脊髄損傷、手術などの後遺症

ここでは、器質性EDになってしまったときの原因や改善方法、予防方法などをご紹介します。

器質性ED(勃起不全)の症状

器質性EDとは、体に勃起不全以外の何らかの原因があることが前提となるため、勃起不全以外にも何かしらの疾患や障害が現れていることが特徴です。

  • 動脈硬化などの血管障害(加齢によるものも含む)
  • 生活習慣病(糖尿病や高血圧)
  • 外傷や外科的手術による血管の損傷(前立腺がん、前立腺肥大症、直腸がんなどの外科的手術や、事故による脊髄損傷の損傷など)
  • 外傷や外科的手術による神経の損傷(糖尿病性神経症、てんかん、多発性硬化症などの神経障害や、外科的手術による陰茎部への神経断裂、事故による脊髄損傷など)
  • 内分泌機能の低下(精巣のトラブル、視床下部や下垂体のトラブル、男性更年期障害によるテストステロンの低下も含む)

体には主に、上記のような勃起不全以外の症状が現れています。

器質性ED(勃起不全)になってしまう原因

器質性EDになってしまう原因として多いのは、加齢や生活習慣です。

中でも日頃気を付けていればEDになることを防げるものとして、生活習慣が挙げられます。

  • 喫煙
  • 糖尿病
  • 心不全
  • 高血圧
  • 脂質異常

そもそも勃起は、陰茎に血液が一斉に流れ込むことで起こります。そのため、体内の血流を妨げるような事柄はEDにつながりやすいのです。

喫煙

器質性EDの原因となる喫煙

勃起不全を回避するには禁煙した方がいいです。
なぜなら、喫煙は動脈硬化を進行させるからです。

喫煙をすることで、体内におけるNO(一酸化窒素)の産生が減ります。体内における一酸化窒素の役割は、血管を拡張させることです。

そのため、体内のNOが減るということは動脈硬化を促し、陰茎の血管への血液流入を妨げることになります。

血管の太さは、陰茎の根元は1~2mm、心臓の冠動脈の根元は3~4mm、頸動脈は5~6mmと言われています。

動脈硬化は細い血管から起こるので、細い方の陰茎の血管が真っ先にやられます。

また、タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させる強い作用があります。

陰茎の血管網は複雑に構成されているため、ニコチンにより陰茎の血行が悪くなると、EDになるリスクは高まります。

糖尿病

糖尿病はEDの原因となります。なぜなら、糖尿病は血流を阻害するからです。

糖尿病は血液中の糖分濃度が高くなる病気のため、高血糖の血液が体内を循環し続けることで血管を傷つけ、血流を低下させます。

血管内皮に障害が起きて血管が硬くなると動脈硬化が起こります。

そのため、性的刺激があったとしても血管拡張を妨げられ、充分な硬度の勃起が得られなくなってしまうのです。

また、糖尿病になると、神経の働きが阻害されます。

糖尿病になると、足の先などの末端から神経の働きが鈍くなりますが、進行すると性的刺激に対する感度が鈍くなり、勃起力に影響を及ぼします。

糖尿病になるとなぜ神経障害が起こるのか、実は原因はよくわかっていません。

しかし、糖尿病になると、同性代の健常者に比べてED発症率が2~3倍になるというデータがあります。

心不全

心不全はEDの原因となります。

なぜなら、勃起は陰茎に血液が集まって起こる現象のため、心血管疾患と密接に関わっているからです。

心不全とは、心臓に何らかの異常が起こり、心臓のポンプ機能が低下し、全身の臓器が必要とする血液を充分に送ることができなくなっている状態のことを指します。

「心不全」は病名ではなく、心臓の病気(心筋梗塞、弁膜症、心筋症など)や高血圧によって負担がかかった状態が続くことで、心臓が最終的に至る症候群のことです。

心臓から陰茎に送る血流が何らかの原因で妨げられることによって、EDとなります。

また逆に、勃起障害は何らかの心血管疾患の予兆であるというデータもあります。

EDの症状が出たら、他の症状がなかったとしても、心血管系の疾患を発症していることを疑い、人間ドッグや健康診断を受診されることをおすすめします。

高血圧

高血圧はEDの原因となります。

勃起は陰茎に血液が集まって起こる現象のため、心血管疾患を引き起こすリスクを高める高血圧がEDの引き金となることが多いのです。

高血圧とは、安静状態での血圧が正常値よりも高い状態が慢性的に続くことを指します。

運動をしたり、寒さを感じて血圧が上昇することなどは、高血圧とは呼びません。

高血圧になると常に心臓や血管に負担がかかっている状態となるため、血管の内壁を傷つけたり柔軟性を失って動脈硬化を起こしやすくなるため、血流を妨げる原因となります。

血管内皮に障害が起きて血管が硬くなることで、性的刺激があったとしても血管拡張が妨げられ、充分な硬度の勃起が得られなくなってしまうのです。

また、高血圧患者が服用する降圧剤も、薬剤性EDを引き起こすリスクを高めます。

勃起不全の原因である薬剤性EDとは?

高血圧とEDの関連については海外で研究が盛んに行われており、高血圧症患者のED発症率は27~68%であるというデータがあります。

脂質異常

脂質異常はEDの原因となります。

なぜなら脂質異常によって血管に異常が起きると、動脈硬化などで陰茎に血液が集まらなくなるからです。

脂質異常症とは、「高脂血症」や「高コレステロール血症」といった、血清の脂質代謝異常の全てを指します。

多くの場合、脂質異常症とは高脂血症のことです。また内臓脂肪の多い人は、脂質異常症となるリスクが高くなります。

脂質異常があると、動脈硬化を起こしやすくなります。

高脂血症の時、ヒトの血管内壁にはコレステロールが溜まりやすく、これが血管にコブ状の動脈硬化を作りその結果として全身の血流が滞ります。

そのため、陰茎への血流が滞ることでEDになるリスクが高まるのです。

高齢になるにつれて脂質異常があるとEDになるということがわかっています。

30~40代で脂質異常があってもEDを発症する率はそれほど高くはないですが、それが50代を超えると高まっていくことがわかっています。

脂質異常を長年放置してしまったことで、高齢になって動脈硬化が進行し、EDに至るのであろうと推測できます。

直腸がんや前立腺がんの手術

直腸がんや前立腺がんの手術の後遺症として、EDとなってしまうこともあります。

骨盤内には、性機能に関わる神経が多く通っています。

そのため、手術時にその神経を傷つけてしまったり、あるいは、やむを得ず神経を取り除かなければならなくなった時に、手術の後遺症として勃起不全となることがあります。

器質性ED(勃起不全)の治療・改善方法は?

ED治療薬を飲む男性

器質性のEDは、病気や手術、外傷によって勃起不全になってしまうなんて、少しショックが大きいですよね。

しかし、これらの器質性EDは、回復させることができます。

ここでは、器質性EDを治療・改善する方法について詳しく触れていこうと思います。

治療薬での改善

器質性EDの多くは、ED治療薬で改善することができます。

ED治療薬は、副作用が少なく安全性が高い医薬品なので、器質性のEDである場合は試してみる価値は大きいです。

なぜなら、バイアグラなどのED治療薬は「PDE5阻害薬」に分類されていますが、この治療薬は血管を弛緩させて陰茎への血流を改善する働きをするからです。

日本のクリニックで処方されるED治療薬は、

  • バイアグラ
  • レビトラ
  • シアリス
  • シルデナフィル(バイアグラのジェネリック薬)

となりますが、これらは全て、PDE5阻害薬に分類される医薬品です。

私たちの体の中で、血管平滑筋が弛緩し血流を促す際には「環状グアノシン一リン酸(cGMP)」という物質が必要になります。

ところが、ホスホジエステラーゼ5(PDE5)という酵素が、cGMPを分解してしまうのです。

平常時に勃起しないでいられるのはこの酵素が働いているためなので、すべてなくなるのも困る酵素です。

しかし、何らかの原因でこの酵素の働きが優位になると、勃起不全の原因となってしまいます。

そのPDE5の働きを阻害し、血流を促す作用を持つのがPDE5阻害薬です。

生活習慣病や加齢が原因であっても、血管の損傷が少ないときや、神経が完全に断裂していないとき、性器を刺激してみて少しでも動いたり膨らんだりするようなときは、この薬の効果が期待できます。

逆に内服薬で効果が得られないとき、または性器が完全に反応しないときなどは血管や神経が完全に断裂している可能性があるため、陰茎に直接注射する治療などを行います。

ED治療薬はどこで買える?

ED治療薬は、インターネットが普及・発達した現代は通販で手軽に手にできる時代になりました。 ですが、近年になってもいまだ、医薬品を通販で手にすることは危険が伴います。

インターネットで医薬品を販売する多くのショップは、代金と引き換えに正規品を間違いなくユーザーの元に届けますが、中には粗悪品や偽物を扱っている業者も存在しているからです。

また、医薬品を通販で手にすることは、飲み合わせが悪かったり、重い副作用があったとしても全てが自己責任となってしまいます。

その点、きちんと診察をしてから医薬品を処方してもらえる、クリニックでの処方は安心です。

経済的にも時間的にも通院が難しく、ED治療薬を通販で購入したいという場合であったとしても、一度クリニックでの診察を受けてから通販を利用するようにすると安心です。

そうすることで他の疾患が見つかったり、服用している薬がある場合は飲み合わせのことも相談できたり、自分に合った治療薬を教えてもらうこともできます。

原因の改善

過度な飲酒もEDの原因となる

EDは、原因となった生活習慣病を改善することで快方に向かうことができます。

生活習慣病は、長期に渡る慢性的な喫煙、食生活の乱れ、運動不足、肥満やストレスなどが原因となって引き起こされます。

これまでに挙げてきた糖尿病や高血圧、脂質異常や心不全は生活習慣病の代表格ですが、この病は10年、20年という長い年月をかけて少しずつ悪くなっていく病気です。

生活習慣病を改善するためには、それまでの生活習慣を見直して改めることが大事ですが、大抵はすぐ改善できるものではありません。

医師からのアドバイスは、運動や食事療法、禁煙や、肥満の方には体重を落としなさいという内容になるかと思いますが、そう簡単に好きなものを辞めることはできませんし、なかなか嗜好は変えられません。

しかも、この生活習慣病の克服は、一朝一夕で良くなるものではありません。克服するにも時間がかかるものです。

生活習慣病によるEDを改善するには、長い時間と根気、強い意志が必要となります。

器質性ED(勃起不全)についてまとめ

器質性EDについて、詳しく触れてきました。

  • 勃起不全(ED)には、器質性のものがある
  • 器質性EDは、喫煙、糖尿病や心不全、高血圧や脂質異常などの生活習慣病が原因となる
  • 前立腺や直腸がんの手術、事故などの外傷の後遺症によって引き起こされることもある
  • 器質性EDはED治療薬での治療が有効であるが、薬を通販で入手することは危険を伴う
  • ED治療薬を入手するには、クリニックでの受診・処方が安心である

器質性EDは、高い割合で改善させることが可能です。しかし、治療には長い時間を要することがほとんどです。
ですが、根気強く治療を続けることで、かつての強い勃起力を取り戻すことができるのです。

器質性EDに悩んでおられる方は、今一度クリニックに足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

人には言えない悩みだと思っていても、相談し、改善の道を示してもらえることは、精神的にも良い方向に向かうことができるかもしれません。

この記事を書いた人 桃井

ED治療歴約1年の30代。今は医者と相談して調子が悪いときだけ服用。完治に向かっている最中。

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