毛包とは何?毛包炎や毛包虫性ざ瘡についても解説!

毛包イメージ画像

毛包とは私たちの皮膚に存在し、髪の毛の成長や維持、また肌の健康に欠かせない組織です。

ここでは具体的に毛包とはどのようなもので、髪の毛や肌に対してどう機能しているのか詳しく解説いたします。

また、毛包の健康をおびやかす毛包炎や毛包虫性ざ瘡という病気についても治療方法と予防方法を交えてしっかり解説していきます。

毛包とは

毛包とは毛根(体毛や髪の毛)を包む組織です。

毛嚢(もうのう)とも呼ばれ哺乳類に備わる皮膚付属器官で、身体全体にありますが、特に頭皮においては発毛や脱毛に大きく関係しています。

分かりやすく説明すると頭皮より内側で毛根を包んでいる組織で、髪の毛を保護する役目と髪の毛を伸ばす通路の役割を持っています。

皮膚表面の毛穴も毛包の一部なのです。

毛穴付近では皮脂腺と呼ばれる部位から脂肪性の物質が出ており、皮膚や毛髪表面を滑らかにする効果を持っており、また、防水の役目など皮膚の健康状態を維持する役目を持っています。

毛髪が成長するためにはこの毛包が毛根を生成したり、抜けないように支えたりしているため、毛髪の成長には欠かせない役割を持っている組織といえます。

それだけに毛包が健康であることは毛髪の成長や維持には欠かせない条件です。

しかしこれら毛包には毛包炎や毛包虫性ざ瘡という疾患が起こることがあります。

一般的にニキビや吹き出物などと呼ばれるため、顔や体に起こるイメージがありますが、頭皮にも起こり脱毛にも関係するためこれらの疾患をよく理解しておくことが重要です。

以下ではこれらの疾患がなぜ起こりどんな症状を引き起こすのかということや、それぞれの治療方法、また予防方法をご紹介していきます。

毛包炎とは?

毛包炎とは毛包に細菌が入り込んでできる炎症で、別名「毛嚢炎」(もうのうえん)とも呼ばれます。

男性のひげそりでおこるカミソリ負けや、掻いたり何かでできた傷から細菌が感染して起こります。

この炎症を引き起こすのは、主に黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌という細菌であるほか、マラセチアと呼ばれる皮膚に常在する真菌が増殖して炎症を引き起こす場合もあります。

毛包炎を発症すると毛穴周辺が赤く発疹になったり、膿をもった膿疱ができたりし、軽い痛みが生じることもあります。

一般的におできとよばれる硬いしこりも毛包炎が悪化したものです。

このおできはまだ可能する部分も浅く小さいのが特徴で「せつ」とも呼ばれます。

せつが更に進行してしまうと「よう」と呼ばれる状態となります。

ようはせつが進行したもので、複数のせつが皮下でつながり大きくなった状態で、ようよりも深い部分まで化膿している状態の毛包炎をさします。

せつになると強い痛みをはじめ、発熱やあきらかな体調不良という症状もあらわれることがあります。

こうした毛包炎はどうすれば治療できるか、また、どのような予防方法を取ればいいのかについて、以下でご紹介していきます。

毛包炎の治療方法

毛包炎の治療に関してはその症状によって治療方法が異なります。

まず、治療が必要ない毛包炎として温浴毛包炎があります。

これは循環式の浴槽やジャグジーバスの塩素処理が不十分であった場合、緑膿菌という細菌がもたらす毛包炎で、入浴後6時間~5日ほどで発症します。

この毛包炎に関しては特に治療を行わなくても1週間ほどで完治するとされています。ただし、再発する可能性をなくすため、入浴設備の塩素消毒を行うようにします。

こうした軽度の毛包炎のうち、髭剃りで炎症が生じている場合はある程度良化するまで髭剃りを控えるようにします。

  • 抗菌薬による治療

その他、ほとんどの毛包炎は肌に直接塗布する外用薬や、抗菌薬の内服によって治療を行います。

抗菌薬の種類は効果の出方によって変わり、効果が認められない場合は薬剤感受性検査などの結果をもとに違う抗菌薬に変更したりすることもあります。

また、カンジダ性毛包炎の場合は、抗真菌系の外用薬が使われます。

ちなみに真菌とはカンジダのほか、水虫の白癬菌なども含めたカビの仲間の総称で、抗真菌薬はこうした真菌の生育を阻む医薬品となります。

  • 症状が進行している場合

毛包炎のなかでも表皮の下に膿がたまった症状のものを皮膚膿瘍といい、熱感や強い痛みを伴ったりします。

この膿瘍の表皮が破れて自然に膿が排出される場合は、患部を清潔に保っておくことで治癒に向かいます。

しかし膿瘍が出てこない場合は周囲やリンパにまで感染し重症化する場合があるため、切開して膿を排出します。

切開して膿を出したら滅菌した生理食塩水で患部を洗浄し膿を出し切ってしまえば、ガーゼなどで24~48時間ほど保護しておけば治癒に向かいます。

ただ免疫機能が低下していたり、感染範囲が広がっている場合は、ジクロキサシリン、またはセファレキシンといった抗菌薬を投与するのが有効です。

こうした皮膚膿瘍の再発が多い場合は、消毒薬を含んだ液体せっけんでの皮膚の洗浄や、抗菌薬の服用を1~2か月ほど続けるといった治療法がとられることもあります。

毛包炎の予防方法

毛包炎は皮膚の衛生環境が悪化することで起こる場合が多いため、まずはなにより皮膚を清潔に保つことが重要です。

汗や皮脂はにタオルで拭いたり、シャワーなどで洗い流します。

夏場は特に皮脂が多くなるため、汗をかいた服を着替えるなどより清潔を心がけましょう寝具についた雑菌なども天日干しすることで菌の繁殖を抑えることができます。

その他にも以下のような予防を行うとよいでしょう。

  • 古いカミソリの刃を使わない

髭そりで発症する場合は、カミソリの刃が古いことで傷つきやすい場合もあるため、新しい刃で髭をそることで予防できる場合もあります。
主に女性が行う脱毛も毛包炎を起こす要因ですので、脱毛前後は毛穴に負担がかかるような自己処理は行わず、肌を清潔に十分な保湿を行うようにこころがけます。

  • 外的要因以外の予防

肌を直接ケアする以外にも、間接的に肌の健康にかかわる要素があります。
過度のストレスや生活習慣が乱れると肌があれやすいので、日常から心身のケアを行うことが重要です。

  • 毛包炎が出来ている場合

すでに軽い毛包炎が認められる場合も、悪化させない予防方法として、無理やり患部を触って潰すような処置をしないようにしましょう。

症状が進行してしまったり、傷跡が消えなくなるのもこうして患部を更に傷つけてしまった場合に起こる傾向にあります。

毛包虫性ざ瘡とは?

毛包虫性ざ瘡(毛包虫性座瘡)は通常誰の顔にもいる「ニキビダニ(顔ダニ)」が増殖して皮膚の状態を悪化させる症状を起こす疾患です。

ニキビダニは2種類存在し、皮脂腺の浅い部分にはデモデクスフォリキュロラム(ニキビダニ)と、皮脂腺内部に寄生するデモデクスブレビス(コニキビダニ)がいます。

悪化してあらわれる症状としてはニキビに似ていますが、健康な状態の場合はむしろ肌の健康を守ってくれています。

悪化すると難治性のニキビ、皮膚のあれ、かゆみ、赤み、乾燥肌などを引き起こしてしまいます。

毛包虫性ざ瘡を引き起こす原因は肌の皮脂バランスが悪化することによるものですが、その悪化に至るプロセスは以下のようにさまざまです。

  • もともと皮脂の多い人
  • 化粧の落とし残しの多い人
  • 肌の衛生環境が悪い人・
  • 衛生面に気を遣うあまりゴシゴシ痛めすぎる人

以下では毛包虫性ざ瘡の治療方法と予防方法を紹介していきます。

ちなみに毛包虫症という名前の疾患もありますが、こちらは主に犬、豚、猫といった動物に関して使われる病名です。

毛包虫性ざ瘡の治療方法

毛包虫性ざ瘡はニキビと似た症状ですが、治療方法は通常のニキビと違う方法を取る必要があります。

  • ローションタイプの外用薬を使って治療する

1つは硫黄(イオウ)やカンフルといった成分が含有するローションを塗布する治療法です。

イオウは角質を柔らかくする効果と、毛穴の角質を除去する働きがあり、カンフルは消炎作用と鎮痛作用があります。

ただしこれらは刺激が強く、症状によっては使用が難しい場合があります。ほかにもクロタミトン軟こうといった外用薬も使われます。

  • 内服薬を服用する

ニキビや酒さ(赤ら顔)の治療でも使われるテトラサイクリン系の抗生剤を服用する治療法も有効です。

毛穴周囲の細菌増殖を抑えるだけでなく、真皮の炎症を抑える作用が期待できます。

カプセルタイプ、錠剤タイプ、顆粒状タイプと様々な服用方法のあるミノマイシンがよく服用されます。

治療期間に関しては、早い人では2週間ほどで症状の改善がみられてきます。

ただし、症状の改善がみられてもすぐに治療をやめず、治療薬の服用量や塗布回数を減らしていくような方向で治療と進めていくと良いとされています。

毛包虫性ざ瘡の予防方法

毛包虫性ざ瘡の予防方法についてご紹介いたします。

まず毛包虫(顔ダニ)は成人ならほぼ100%の人に寄生しているので、存在自体を心配する必要はありません。

問題はこの毛包虫が繁殖しすぎてしまうことでニキビや炎症が起こるという点なので、予防方法は繁殖を防ぐための方法ということになります。

  • 洗顔

毛包虫が繁殖する条件として最も大きいのは皮脂や化粧品の脂分というエサが過剰にあることです。

化粧が残っていたり濃い化粧を行ったり、季節的には夏に皮脂線が活発になることで繁殖してしまいます。

繁殖した毛包虫は抜け殻や死骸も増えて毛穴に詰まってしまうので、更にニキビ、アレルギー、かゆみ、赤みに繋がります。

そのため洗顔は非常に有効な予防方法です。睡眠中は特に毛包虫の活動が活発になるので、寝る前のメイク落としと洗顔は徹底的に行います。

ただしこすりすぎは角質層を傷めたり、皮脂を落としすぎたりして、逆に乾燥肌や肌荒れを起こします。

また、こすりすぎて傷つけると、毛包炎のリスクもあります。

  • 保湿

肌を清潔に保ったら、次に重要なのが保湿です。

水分が少ないと乾燥肌になったり、肌荒れに繋がります。肌の血流を良くするように、お風呂で肌を温めるのも有効です。

  • 規則正しい生活

もう1つ、皮脂の量や肌のコンディションはホルモンバランスに左右されるとされています。

そのため予防には十分な睡眠時間、バランスのいい食生活といった、規則正しい生活をおくることも大きく影響します。

毛包は髪の毛の「毛周期(ヘアサイクル)」にも大きく関係しています。

毛包の健康状態を保てば正しいヘアサイクルを保てて、発毛、育毛、脱毛にも良い影響を与えますので、毛包のケアは怠らないようにしましょう。

この記事を書いた人 佐藤昭仁

クリカクの管理人。30代になってから薄毛が気になりいろんなAGAクリニックを実際に体験した。メソセラピーは針が怖いからノーニードル派!今は生えそろってきたので薬のみの治療をしてる。

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