脂漏性皮膚炎の原因であるマラセチア菌とは?

脂漏性皮膚炎による脱毛症の原因の画像

脂漏性皮膚炎は頭皮や顔面に現れる慢性的な赤らみや、フケなどの症状が特徴的な病気です。

特に生後3ヶ月ほどの乳児や30代~70代の方に発症しやすく、そして女性よりも男性によく見られます。

また精神的・肉体的なストレスや寒い気候によって症状が悪化することがあり、放置していてもなかなか治りません。

こうした脂漏性皮膚炎の原因菌とされているのが、「マラセチア菌」です。

マラセチア菌は真菌(カビ)の一種であり、人の皮膚に住み着いている常在菌でもあります。

通常であれば無害なマラセチア菌ですが、場合によっては脂漏性皮膚炎を発症させたり、さらに他の皮膚の病気を引き起こしてしまうので注意が必要な真菌です。

ここではマラセチア菌とは何か、またそれによって引き起こされる脂漏性皮膚炎について解説していきます。

マラセチア菌とは?

マラセチア菌とは真菌、つまりカビの一種です。

カビと言えば聞こえが悪いですが、例えばキノコや酵母なども真菌類に分類される生物です。

マラセチア菌は自然の中には存在せず、人や動物の皮膚にのみ住み着いている常在菌です。

増殖するときに皮脂を必要とすることから皮脂の分泌が多い部位に常在しています。とはいえ普段は毛穴などに潜んでいるだけで、何の害もありません。

しかし、汗をかいた状態で放置していると皮膚が高温多湿となり、マラセチア菌にとって好ましい状態になります。

その状態が続くと皮脂をエサとしてマラセチア菌が繁殖してしまい、結果としてマラセチア菌による皮膚炎が起こるのです。

マラセチア菌が原因で起きる脂漏性皮膚炎

マラセチア菌が原因で起こる代表的な病気が、脂漏性皮膚炎です。

脂漏性皮膚炎の症状は、主に顔のTゾーン(眉毛の周りや鼻にかけての部位)や頭皮に現れます。特徴的なのは皮膚の赤らみや、かゆみが出るなどの症状です。

頭皮にはかゆみが出るだけでなくフケが増えたり、辛い物や刺激物を食べた後に症状が強まることもあります。

さらに男性の場合、因果関係は明らかになっていませんが脂漏性皮膚炎による脱毛症状が起こるケースがあります。

男性の脱毛症はAGA(男性型脱毛症)なども考えられますが、髪の毛が抜けるだけでなく皮膚の赤らみやかゆみが見られる場合は脂漏性皮膚炎を疑ってみた方がいいかもしれません。

なぜマラセチア菌が脂漏性皮膚炎を発症させるのか、それには皮脂が関わっていると考えられています。

皮脂とは、皮膚に存在する「皮脂腺」という部位から分泌されている物質です。

皮脂腺は手のひらと足の裏以外の全身の皮膚に分布しており、特に頭部や顔面、首周りに多く存在します。

この皮脂腺から分泌された皮脂は汗などの水分と結びつき、皮膚の表面をコーティングすることで細菌やウィルスなどの侵入を防いでいるのです。

しかしマラセチア菌は皮脂をエサに増殖するため、皮脂の分泌量が増えるとマラセチア菌の数も増えていきます。

マラセチア菌は皮脂を「遊離脂肪酸」に分解してしまい、この遊離脂肪酸が皮膚に刺激を与えることで脂漏性皮膚炎が起こるのです。

脂漏性皮膚炎以外の症状

マラセチア菌が原因となる病気は、脂漏性皮膚炎だけではありません。

例えば、次のような病気もマラセチア菌が引き金になって発症することがあります。

  • マラセチア毛包炎
  • 癜風(でんぷう)

マラセチア毛包炎とは軽い痛みを伴うこともある、赤いプツプツが皮膚に出る病気です。胸部や背中、腕や肩などに現れやすく、また毛穴がある位置に病変が見られます。

ニキビと似た病気ですが、マラセチア毛包炎とニキビは原因菌が異なるため、治療法も違います。

基本的にはマラセチア菌によく効く抗真菌薬の外用剤で治療していきますが、その他にも患部を清潔な状態に保つスキンケアも重要です。

次に癜風(でんぷう)とは、俗に「くろなまず」と呼ばれている病気です。

胸部や背中、お腹や首などに褐色やサーモン色などの斑点が現れるのが主な症状になります。自覚症状は少ないですが、時々かゆみを感じることもあります。

癜風の治療にはマラセチア毛包炎と同じく抗真菌薬の外用剤が使われますが、症状がひどい場合には内服タイプの抗真菌薬で治療します。

なお癜風の感染力は低く、周りの人にうつることはありません。

マラセチア菌による脂漏性皮膚炎の改善方法

脂漏性皮膚炎を発症したときによく見られるのは、皮膚の赤らみ、かゆみを感じる、フケが増えるなどの皮膚症状です。

しかし、これらの症状が出たからといって必ずしも脂漏性皮膚炎を発症しているとは限りません。

例えばただ肌が乾燥しているだけでも皮膚が赤くなったり、かゆみが出たりすることもあります。あるいは他の病気が原因で、こうした皮膚症状が起きているのかもしれません。

つまり、自分自身で脂漏性皮膚炎を発症しているのかどうかを判断するのは非常に困難です。

よって脂漏性皮膚炎だと思われるような症状が現れた場合、まずはその症状が脂漏性皮膚炎によるものかどうか、医師に診てもらう必要があります。

脂漏性皮膚炎の診断はどの部位に症状が出ているか、また患部の見た目などをもとに下されます。

また脂漏性皮膚炎は皮膚に起こる病気なので、基本的には皮膚科で治療をしていく病気となります。

ですが人によっては脱毛症状が現れることもあり、そのような場合はAGAクリニックを受診することも選択肢の1つです。

AGAクリニックは、AGA治療を専門的に行うクリニックです。

脱毛症状は何が原因で起きているのかの診断や脱毛症状に対して効果的な治療を受けることができ、しかも相談や診察を無料で行っているクリニックも多いので費用面でもお得なメリットがあります。

治療薬による改善

脂漏性皮膚炎の治療には、基本的に「ステロイド」と「抗真菌薬」の外用薬を使用します。

まずステロイド外用薬の主な作用は、抗炎症作用です。脂漏性皮膚炎は皮膚に炎症が起き、赤らみが生じます。

そのためステロイド外用薬の作用で炎症を鎮めることにより、皮膚症状が改善されます。

また頭部や顔面は皮膚が薄い部位なので、弱めのステロイド外用薬が使用されます。「副作用が怖い」というイメージも強いですが、正しい使用方法を守っていれば通常は副作用が起こることはほとんどありません。

続いて抗真菌薬とは、マラセチア菌のようなカビに効くお薬です。ステロイドよりも効果が出るまで時間がかかりますが、副作用が起こりにくく安全性に優れます。

そのため脂漏性皮膚炎の症状が落ち着いた後に、再発予防の目的で使用されます。

ちなみに脂漏性皮膚炎は、脱毛症状が起こることもあります。

脱毛症の定番として知られているのが「ミノキシジル」であり、AGAなどの脱毛症には高い発毛効果を発揮します。

しかしミノキシジルは血管拡張作用により発毛を促すお薬となるため、皮膚の炎症が原因で抜け毛が起こる脂漏性皮膚炎に対して使用しても発毛効果が期待できないことに注意してください。

マラセチア菌を増やさないためには?

脂漏性皮膚炎は一度発症すると治療に時間がかかる病気ですが、生活習慣に気を付けることで予防できる病気でもあります。

重要なのは、原因菌であるマラセチア菌を増やさないようにすることです。

例えば代表的な皮膚病である水虫もまた白癬(はくせん)菌というカビが原因で発症しますが、こちらも脂漏性皮膚炎と同じく汗をかいた後などの高温多湿な肌環境が悪化の引き金となります。

つまりマラセチア菌などのカビによる病気を防ぐためには、肌を清潔な状態に保つことが大切です。

洗顔は朝晩の1日2回、洗髪は毎日行うようにしましょう。最近では抗真菌作用があるシャンプーや石鹸も市販されているので、それらの使用も脂漏性皮膚炎の予防に効果的です。

また脂漏性皮膚炎の予防には、食生活の見直しも有効です。

予防に効果的なのはビタミンB群で、レバーや卵、しじみ、ほうれん草、トマト、キャベツなどの食品に豊富に含まれています。

逆に摂りすぎると良くないのは、皮脂の分泌が増える脂肪や糖質、刺激物のコーヒーやアルコール、香辛料です。

その他にはストレスや疲労、睡眠不足も脂漏性皮膚炎の悪化につながるので、日頃から規則正しい生活を送ることを意識しましょう。

この記事を書いた人 しゅんすけ

まだ20代だけどおでこの方がかなりきている若ハゲ。無料カウンセリングを色々受けてどこで治療しようか悩んでいる最中。父親は40代でツルツル。

注目のクリニック

東京ビューティクリニック銀座院の画像

東京ビューティクリニック銀座院

メソセラピー植毛ヘアタトゥー処方薬

詳細ページへ

東京スカルプクリニックの画像

東京スカルプクリニック

メソセラピーノーニードル処方薬

詳細ページへ

AGAスキンクリニックの画像

AGAスキンクリニック

メソセラピーノーニードルヘアタトゥー植毛処方薬

詳細ページへ

TOPへ
もどる