脂漏性皮膚炎の症状の一つである脱毛について徹底解説!

脂漏性皮膚炎による脱毛症の症状の画像

脂漏性皮膚炎とは乳児や、あるいは30歳~70歳の方に多く見られる病気です。特に男性の患者さんが多く、発症には遺伝も関係していると考えられています。

脂漏性皮膚炎は文字通り皮膚に起こる病気ですが、その症状の1つとして「脱毛症状」が生じることをご存じでしょうか。

多くの方を悩ます薄毛や抜け毛ですが、男性なら「AGA(男性型脱毛症)」、女性なら「びまん性脱毛症」や「FAGA(女性男性型脱毛症)」などが主な原因とされています。

しかし皮膚の症状と同時に脱毛が起こっている場合は、脂漏性皮膚炎を発症しているかもしれません。

ここでは、脂漏性皮膚炎の症状について徹底的に解説していきます。

まず脂漏性皮膚炎とは?

一般的に「脂漏性皮膚炎」という病気の知名度は高くないため、名前を初めて聞いたという方も多いはずです。

そこでまずは、脂漏性皮膚炎とはどのような病気なのかを説明していきます。

脂漏性皮膚炎とは、主に頭皮や耳の後ろ、眉間、鼻の周り、脇の下や背中の上部に皮膚症状が出る病気です。

ここで挙げた部位は、いずれも皮脂が活発に分泌される「脂漏部位」となります。

なぜ脂漏部位に症状が出やすいのか、それは脂漏性皮膚炎の原因菌と関係があります。脂漏性皮膚炎を引き起こすのは「マラセチア菌」という名前の真菌、つまりカビの1種です。

"カビ"と聞くと嫌なイメージがありますが、マラセチア菌は誰の皮膚にも住み着いている「常在菌」であり普段は無害な存在です。

しかしマラセチア菌は、人の皮膚から分泌される皮脂をエサとしている真菌です。

そのため何らかの要因で皮脂の分泌が多くなると、マラセチア菌も大量に増えてしまい脂漏性皮膚炎を発症してしまいます。

頭皮や顔などに脂漏性皮膚炎の症状が出やすいのも、もともとマラセチア菌のエサとなる皮脂の分泌が多いためです。

脂漏性皮膚炎の症状

脂漏性皮膚炎を発症したときに起こる皮膚症状は、実に様々です。

しかしなぜ常在菌のはずのマラセチア菌が脂漏性皮膚炎を引き起こすのか、まず考えられるのが増殖したマラセチア菌そのものが皮膚に与えるダメージです。

またそれ以外にも、皮脂がマラセチア菌によって分解されたときにできる「遊離脂肪酸」という物質も、脂漏性皮膚炎が起こるメカニズムの1つと考えられています。

それでは脂漏性皮膚炎を発症すると実際にどのような症状が見られるのか、特に脱毛症状との関係も詳しく解説していきます。

脱毛

脂漏性皮膚炎について注目されているのが、脱毛症状との関係です。

特に男性の場合において、脂漏性皮膚炎を発症したときに脱毛症状が生じるケースが多く見られます。

なぜ脂漏性皮膚炎を発症すると髪が抜けてしまうのか、そのメカニズムはまだ明らかになっていません。しかし脂漏性皮膚炎の患者さんには、皮膚の炎症が起こります。

治療をせずにいると炎症が広がっていき、毛穴の奥まで進んでしまうと毛根がダメージを受け、髪が抜けてしまうと考えられています。

また脂漏性皮膚炎は女性に発症することはありますが、男性ほど脱毛症状が強くなることはありません。

なぜなら女性の体内で分泌されている女性ホルモン(エストロゲン)には、"髪の成長を促す"作用があるためです。

ですが髪が細くなったり、通常よりも抜け毛が増えたりする可能性があるので、油断はできません。

また抜け毛が気になる場合に、市販のヘアケア製品を試そうとする方も多くいらっしゃいます。

中でもミノキシジルを配合した「リアップシリーズ」は知名度が高く、その発毛効果も臨床試験により実証済みです。

ただ、ミノキシジルが有効なのはAGAなどの脱毛症であり、脂漏性皮膚炎による脱毛症状に使っても発毛効果はあまり期待できません。

脱毛症状がひどい場合には、髪を生やそうとするのではなくまずは脂漏性皮膚炎を治療し、炎症を抑えることが重要です。

その他の症状

脂漏性皮膚炎には脱毛症状が見られることがありますが、代表的なのはむしろ皮膚に起こる症状です。主なものは、次のような皮膚症状になります。

  • かゆみ
  • フケ
  • 皮膚の赤らみ、かさつき

先述したように、これらの症状は顔や頭皮、脇の下など皮脂の分泌が多い部位によく現れます。

脂漏性皮膚炎の症状が軽いうちは「ただ肌が乾燥しているだけ」と思い、治療をせずに放置する方が多いです。

しかし治療をせずにいると鼻の周りや脇の下など皮脂腺が多い部位に湿疹ができ、肌が赤くなったり、荒れてかさついたりするようになってしまいます。

また症状が頭皮に及ぶと、フケが増えるようになります。こうしたフケ症は、脂漏性皮膚炎の初期症状として考える説が有力です。

ですが脂漏性皮膚炎によるフケ症は放置して悪化すると、髪が洗った直後なのにフケが出たり、フケが溜まって硬い皮のようになったりすることもあります。

その他、辛い物を食べた後にかゆみやフケの症状が出るケースもあるようです。

脂漏性皮膚炎による脱毛症が見られたらどうすればいい?

どんな病気でも、症状が出た場合にどのように対処するかが重要です。脂漏性皮膚炎は脱毛症状以外にも、様々な皮膚症状が見られます。

もしも脂漏性皮膚炎による脱毛症状や、またその他の皮膚症状が見られたらどうすればいいのか、その対処法を解説していきます。

皮膚科に相談

先ほど脂漏性皮膚炎を発症したときに起こる症状を説明してきましたが、かゆみなどは他の「アレルギー性皮膚炎」などを発症した際にも起こることがある症状です。

そのため実際にかゆみなどの症状が出たとしても、自分で何の病気によるものかを特定することは難しいかもしれません。

ただ、一度脂漏性皮膚炎を発症すると治癒するまでに時間がかかることが多く、自然に改善されるようなこともほとんどありません。

市販のクリームや軟膏などで対処しようとしてもかえって症状が悪化したり、またマラセチア菌の増殖を抑えることができず再発する恐れもあります。

もしもかゆみやフケなど、「脂漏性皮膚炎か?」と思われるような症状が現れたら、早めに皮膚科に相談しましょう。

皮膚科で脂漏性皮膚炎と診断された場合、基本的に治療には「ステロイド」や「抗真菌薬」の塗り薬を使用します。

特に有効なのはステロイド外用剤で、「抗炎症作用」があることから皮膚にできた症状も短期間での改善が期待できます。

"ステロイド=副作用が強い"というイメージから敬遠される方も多いですが、塗り薬の場合は医師が指導した通りに使用していれば、副作用が起こることは少ないです。

ただし脂漏性皮膚炎の症状が現れやすい顔や首は皮膚が薄く、副作用のリスクも考慮して弱めのステロイド外用剤が使用されます。

またステロイド外用剤と並んで、脂漏性皮膚炎に対する効果が期待できるのが抗真菌薬です。

抗真菌薬は名前のとおりカビに効くお薬で、マラセチア菌にも有効性があります。ステロイド外用剤と比べて効果が現れるまで時間がかかりますが、副作用が少なく安全性が高いです。

そのため症状が落ち着くまではステロイド外用剤を使用し、そして症状が改善されたら再発予防として抗真菌薬が使用されることもあります。

以上が皮膚科で行う、基本的な脂漏性皮膚炎の治療です。これに加えて、脂漏性皮膚炎の治療や予防には生活習慣や食生活の見直しも重要になります。

  • 洗顔、洗髪は毎日行い、皮膚を清潔に保つ
  • ビタミンB群が豊富な食品を摂る
  • 脂質や糖分、カフェイン、アルコールなどを控え目にする
  • ストレスや疲労を溜めない

このように規則正しい生活を送ることだけでも、脂漏性皮膚炎の予防につながります。

薄毛治療クリニックでの対応

もしも脂漏性皮膚炎による脱毛症状が起きた場合、一刻も早く髪を生やしたいと思うかもしれません。

しかし一般的な薄毛治療薬は脂漏性皮膚炎が起きていないときに使っても、あまり改善効果は期待できません。

そのため脱毛症状が起きているときはまず脂漏性皮膚炎を完治し、それから髪を生やすための治療をすることになります。

脂漏性皮膚炎の治療は皮膚科で行いますが、脱毛症状の治療は薄毛治療クリニックで受けることがおすすめです。

一般的な皮膚科でも薄毛治療は受けることができますが、あくまでも「AGA(男性型脱毛症)」に対する治療のみ行っている病院が多く、脂漏性皮膚炎で起きた脱毛症状には効果的ではありません。

一方、薄毛治療クリニックでは各種治療薬の処方だけでなく、「育毛メソセラピー」という施術を行っています。

育毛メソセラピーとは注射器などを用いて、薄毛や抜け毛改善に有効な成分を頭皮に直接注入する治療方法です。毛根の"髪を生やす力"を高めることで、発毛を促します

また育毛メソセラピーは治療薬の服用と一緒に受けることができ、併用することで相乗効果が生まれ、より高い発毛効果やスピードのある治療になります。

脂漏性皮膚炎による脱毛症についてまとめ

薄毛や抜け毛に悩む方は男女問わず増えており、ヘアケアに関する注目度が高まっています。

一般的に薄毛の原因として知られているのはAGAやびまん性脱毛症ですが、髪が薄くなった、抜け毛が増えたからといって必ずこれらの脱毛症に該当する訳ではありません。

皮膚病の1つ、脂漏性皮膚炎を発症したときに脱毛症状が現れることもあります。

脂漏性皮膚炎とは、マラセチア菌が原因で起こる皮膚の病気です。

かゆみや湿疹、フケの増加などが主に見られ、これらの症状は皮脂の分泌が多い鼻の周りや眉間、頭皮、脇の下などに現れることが多いです。

特に頭皮に脂漏性皮膚炎が及んだときは注意が必要で、フケ症だけでなく脱毛症につながる恐れもあります。
脂漏性皮膚炎は男女問わず発症する可能性がある病気ですが、女性よりも男性の方が発症しやすく、脱毛症状も起こりやすいので注意しなくてはなりません。

また脂漏性皮膚炎は自然治癒することはなく、慢性化しやすいので早期治療が重要です。脂漏性皮膚炎と思われる症状が見られたら、早めに皮膚科を受診するようにしましょう。

この記事を書いた人 しゅんすけ

まだ20代だけどおでこの方がかなりきている若ハゲ。無料カウンセリングを色々受けてどこで治療しようか悩んでいる最中。父親は40代でツルツル。

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